会長コラム2014年5月

 「第49回 日本理学療法学術大会」



パシフィコ横浜会議場にて開催された第49回 日本理学療法学術大会に参加して参り ましたので報告します。(※敬称略)

5月30日
 正午前に到着。初日はポスター発表と機器展示、神経系の口述発表を見て回りまし た。プッシャーシンドロームの新しい評価表など参考となる情報を得ることができま した。夕方からはレセプションに参加、久しぶりにお会いする先生方とも懇親を深め ることができました。

5月31日
 二日目の午前中は協会本部で介護保険の要望書作成の打ち合わせ会議が二件ありまし た。要望書は三協会から提出する予定です。 その後、午後から下記講演をお聞きしました。
 テーマ:社会保障制度改革国民会議の報告書からみる医療・介護の方向性について
 講 師:中村 秀一(内閣官房社会保障改革担当室長)
 司 会:植松 光俊(星城大学大学院健康支援学研究科)
 社会保障制度改革国民会議の答申は今回の診療報酬改定にも色濃く反映されていまし たし、来年の介護報酬改定においても地域包括ケアシステムを中心に大幅な在宅医療 改革が行われ、また要支援者の介護予防事業が市町村へ移行されることになると思わ れます。

6月1日
 三日目の午前中は神経系のシンポジウムと講演に参加しました。
 講演は大槻 利夫(上伊那生協病院リハビリテーション科)先生による『脳卒中後遺 症者の生活を支える −回復期における理学療法−』と、柳原  大(東京大学大学 院総合文化研究科生命環境科学系)先生による『歩行・姿勢の適応制御における小脳 の役割』を拝聴しました。
 シンポジウムは「病期別にみた脳卒中片麻痺者の歩行改善に向けて−急性期・回復 期・生活期から−」シンポジスト:斎藤  均(横浜市立脳血管医療センターリハビ リテーション部) 『急性期から』 /坂口 重樹(誠愛リハビリテーション病院) 『回復期から』/芝崎  淳(総合南東北病院リハビリテーション科)『生活期か ら』コメンテーター:河島 則天(国立障害者リハビリテーションセンター研究所神 経筋機能障害研究室)『脳卒中片麻痺患者の歩行改善に向けて ―機能回復と代償動 作のバランス―』に参加しました。
 研究会会員二人の発表含め、やはり病期に関わらず近年の脳卒中者は麻痺側股関節の弱さの問題が長く続く傾向に あると感じました。延髄網様体脊髄路のシステムが対側性要素が大きいからaAPAsとしての股関節支持性が影響が強いのか・・等、 いろいろ考えさせられました。
 そしてシンポジウム終了後、河島先生にご挨拶させて頂きました。河島先生の意識に上らない程度の下り坂や麻痺側を中心にした なだらかな円周歩行がCPGsに与える影響等のお話はとても興味深いものでした。
 プログラムは午後13時過ぎに終了し帰宅致しました。

 今年は横浜という好立地という事もあって8000人の参加者があり例年よりも盛況な 学会である印象を受けました。来年は記念すべき第50回学会が東京フォーラムで開催されます。 今後も研究会会員の理学療法士学会発表を期待します。

 



日本ボバース研究会 会長   伊藤 克浩
 

平成26年5月31日

   
 


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