日本ボバース研究会 会長コラム


会長コラム2010年1月

「新年の始まり・・そして見えない糸」

 

 2010年は年明けからイベントが続いて、忙しくも重要な機転となる一年を予感させる始まりとなった。
 まずは1月7日の夕方より日本ボバース研究会臨時役員会に参加。一般社団法人設立のための話し合いを中心に定款等の骨子をまとめた。

 翌日8日は午前中JBITA(日本ボバース講習会講師会議)の教育セッションが行われ、石田副会長がドイツのゲリンデ・ハッセシニアインストラクターの上級講習会について報告。 紀伊相談役が「臨床推論」について講演された。その日の午後からは英国シニアインストラクターのメアリー・リンチ女史の講師対象講習会が行われた。(写真左)



 メアリー・リンチ女史(写真右)は懇親会の時に挨拶の中で「日本は紀伊先生の元、指導者が一つにまとまっていて素晴らしい発展を遂げています。他の国には無いことです。」 と賞賛されたのが印象深かった。日本は診療報酬が定額(EC圏には技術や経験、講習会受講によって診療保険が高い国もあります)であるため、講習会を生業にする 指導者がおらず、すべての指導者が臨床家であることが幸いしているのかも知れないと感じた。



 11日は午前中JBITA会議で指導者の育成と地域研修協力員のルール等が話し合われた。日本ボバース研究会との関係や育成のルールなどについてが主な議題であったが 講習会のプログラムが世界的に変わってきている事への対応や、専任講師の役割分担などについても活発な議論が交わされた。(写真左)

 11日夕方には山梨に戻り、12日から山梨リハビリテーション病院スポーツリハ棟での日本ハムファーターズの冬季自主トレに対応した。今年は金子選手会長、稲田、金森選手、関根コーチが一週間滞在し、不調箇所の 治療などにあたった。日本ハムファイターズはパリーグで4年間に3度優勝している。金子選手会長とは以前に若手の育成について談義したが療法士の現職者教育にも 参考となる部分があった。(写真右)

 話しは変わるが年末から年始にかけて山梨県理学療法士会の学術研修会で長崎大学の沖田実教授、そして畿央大学の森岡周教授とお酒を酌み交わし、日本の理学療法の 将来や神経リハビリテーションの事、痛み治療の話題などで盛り上がった。お二方とも研究者でありながら療法士のスピリッツ、そして志を持たれた方だ。 お二人がとても仲が良かったことも初めて伺ったので驚いたがこういった先生方が臨床と 基礎の橋渡しをして 下さるのはとてもありがたく力強いことだと感じた。

 会長になる前まではボバース関係・アスリハ関係そしてネットワーカーとのお付き合いが多かったが、就任後いろんな 分野の方々と交流が出来るように・・いや積極的にするようになった。

 年末に日本リハビリテーション病院・施設協会の浜村会長と20周年記念パーティでお話しさせて頂いたが、私の父親をよく知っておられたので驚いた。 そして私と幼少時よりつきあいのある広島大学弓削類教授とこの浜村会長、そして沖田実教授、森岡周教授が共通の知人であった事にも驚かされた。 人のつながりとは意外なところで交差しているものだ。また、自分にとって人との出会いは大きな財産であると感じた年末年始だった。


日本ボバース研究会 会長   伊藤 克浩
 

平成22年1月17日

 
 


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