会長コラム7月

「全国研修会・総会」

 今年は7月4日・5日に東京ホテルイースト21において全国研修会・総会を開催した。1日目は丹治 順先生(玉川大学脳科学研究所長)をお招きし 「運動と行動の発現に関する脳科学」というタイトルで特別講演をお願いした。
 3年越しに計画を立てた講演であったが前頭前野の機能等、会員にとって非常に為になる内容であった。丹治先生と講演終了後にお話しさせて頂いたが、我々が臨床に ついたころ、カハール博士の「中枢神経系は一度損傷されると変化しない」と言われていた時代には麻痺側にアプローチするようなリハビリテーションに対して反対意見が 中心であった。丹治先生の脳の可塑性適応理論に基づくリハビリテーションの奨めは我々にとっても 力強いお言葉であったと思う。



 二日目の小児部門・成人部門合同研修会では座長を佐藤博志氏(栃内第二病院)、助言者を大橋知行氏(森之宮病院)にお願いして症例報告を行ってもらった。
 演者には長谷川昌弘氏(刈谷豊田総合病院)古澤浩生氏(リハビリテーション天草病院)に成人の症例報告を、平沢昌子女史(心身障害児総合医療療育センター)丸森睦美女史 (東京小児療育病院)に小児部門の症例報告を行って頂いた。大橋、紀伊相談役からも助言があったが画像では明らかに見られている変化をどうやってアウトカムとして 人に伝えていけるかが今後も課題になるであろう。



 役員会・ブロック代表者会議・総会では一般社団法人取得についてご理解をお願いした。大筋でご理解頂けたので、今後具体的なスケジュール作成に入っていきたい。また、 学術集会開催についても山本学術局長を中心に開催に向けて準備が始まった。私は学術団体として法人化と学術集会開催は最低限のものだと考えている。この一年間研究会の 新しい歩みに向けた準備に従事したい。

 また、来年は紀伊相談役が日本にボバースコンセプトを持って帰られて40周年という節目を迎える年でもある。 次年度全国研修会の計画として7月3・4日に記念事業としてロンドンボバースセンター長のクリスチャン・バーバラ女史を招待し、紀伊相談役とともに講演をお願いする予定なので 是非、多くの人に参加をお願いしたい。





日本ボバース研究会 会長   伊藤 克浩
 

平成21年7月7日



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