第7回日本ボバース研究会学術大会にむけて

一般社団法人 日本ボバース研究会
 会長 伊藤 克浩
 第7回日本ボバース研究会学術大会は初めての地方開催となる。今回は地域を支える〜ボバース概念の実践とその取り組み〜というテーマで開催される。佐藤博志学会長(シーキューブ訪問看護リハビリステーション)に「利用者の自己実現に向けて」〜ボバース概念に基づく在宅支援への取り組み〜というタイトルで基調講演をお願いし、特別講演は「多様化する社会に向けて取り組むべきこと」〜ボバースセラピストのこれから〜というタイトルで小児部門は森ノ宮医療大学の伊藤直子先生にお願いし、成人部門の講師は私が務めさせて頂く。また、昨年同様研究演題を募集し、ボバース概念に基づく神経リハビリテーションアプローチの効果を示していきながら、テーマとなる地域活動にも焦点をあてた演題も広く募集した。
 来年平成30年は診療報酬、介護報酬の同時改定の年となる。今後は地域包括ケアシステムの構築に向け入院期間の短縮、在宅医療を柱とした改定が行われると思われるので、当会会員が地域においてどのような活躍が出来るのかを問われる事になるであろう。前回の介護報酬改定では活動と参加、そして生活行為に重きを置いた改定が行われ、そして今後は地域ケア会議や就労支援等での専門職の活躍が期待されている。
 小児分野でもデイサービス、放課後デイサービスや訪問リハ、そして支援学級での専門職の活躍など、病院や施設外でも当会会員の活躍が求められている。
 この学会がこれら地域を支えるボバースセラピストの今後のあり方についてディスカッション出来る場になれば幸いである。東北の地で会員の方々とお会い出来るのが楽しみである。多くの方々にご参加頂きたい。





大会長挨拶
第7回日本ボバース研究会学術大会
大会長 佐藤 博志

 第7回日本ボバース研究会学術大会を、平成 29 7 29 ()~30 ()、盛岡(ホテルメトロポリタン盛岡 New Wing)において開催するにあたり、歓迎のご挨拶を申し上げます。
 日本ボバース研究会学術大会の開催は今年で第7回を迎えました。学術大会の前身で
ある全国研修会から振り返っても、東京、大阪以外での地方での開催は今回が初めてとなり、その記念すべき大会が、東北の地、盛岡で開催されることとなりました。当研究会としては新たな一歩を踏み出すことになるわけですが、この機会に多くの研究会会員が其々の地域においてボバース概念の実践と発展に取り組んできたことを振り返るとともに、私たちを取り巻く環境が多様化する中で、地域での様々な取り組みやそのニーズに真摯に向き合い発展を目指すという願いをこめて、メインテーマを「地域を支える ~ボバース概念の実践とその取り組み~」といたしました。
 基調講演として私が、「利用者の自己実現に向けて ~ボバース概念に基づく在宅支援への取り組み~」というタイトルで講演させて頂きます。特別講演では「多様化する社会に向けて取り組むべきこと ~ボバースセラピストのこれから~」というタイトルで、森ノ宮医療大学の伊藤直子先生と当研究会会長の伊藤克浩先生にご講演頂きます。演題発表では、其々の地域での日々の臨床実践の成果や研究活動の報告が予定されています。
 厚生労働省は「地域共生社会」の実現に向けた基本コンセプトとして、今後の改革の骨格の4つの柱を「地域課題の解決力の強化」「地域丸ごとのつながりの強化」「地域を基盤とする包括的支援の強化」「専門人材の機能強化・最大活用」と掲げています。このような地域のありかたが問われる中で、私たちのノウハウはその一端をどのように担っていけるのか、会員の皆様の実践に基づいた意見交換の場になることを祈念いたします。
 本会当日の盛岡は、数日後に「さんさ踊り」の開催を控え、その準備に向けた笛と太鼓の音がそれぞれの地域に響き渡っていることと思います。東北ブッロクの実行委員一同、皆様の参加を心よりお待ち申し上げております。