ロンドンボバースセンター主催の「Advanced early assessment and intervention with babies and young children」受講報告

 

南大阪小児リハビリテーション病院 作業療法士 中野里佳

 

 2012312日〜17日にロンドンのボバースセンターで開催されました。コースリーダーはBobath  CentreJean-Pierre Maes(PT)Royal Free Hospital,LondonBetty  Hutchon女史(OT)で、治療セッションではBobath CentreChristine Barber女史(PT),Heather Holgate女史(OT)Yolly Broek女史(ST)も指導して下さいました。

 

 コースの内容について、講義形式のものでは、ボバース概念、最近の早産児の問題や傾向、NICUでの取り組み、NIDCAP(発達を促すケア)、過敏な乳児に対するBrazeltonの概念とその適用、乳児の摂食、満期産児と早産児に対する脳のダメージ、ポジショニング、神経学的発達的評価などがありました。内容が盛りだくさんだったので、ついていくのに必死でした。

facilitation」の講義はワークショップ形式で行われ、4〜5名1組で、架空のケース(年齢、タイプなどの臨床像が様々な6ケース)の子どもさんの治療プログラムを考えて発表し、議論しあうものでした。受講生各々が経験されてきた臨床での実践や難しさ等が活発に意見交換され、コースリーダーが総括されました。

治療セッションは2~3名1組で、半年から1歳半くらいの乳幼児の治療を行い、インストラクターの先生方に指導していただきました。治療後毎日ワークショップが行われ、子どもさんの治療をグループ毎に皆の前でプレゼンテーションしました。治療セッションについてコースリーダーのJean-Pierre氏にご指導いただき議論し合いました。

講義、ワークショップ、治療セッションは、勉強になることがたくさんで、多くの示唆を与えてられました。中でも、Alsの共生理論において最も高次な機能である「self-regulation:自分自身で調整できる力」を促すことの重要性を認識できたので、今後のセラピーの中で実践したいと思っています。

 

受講生はPT、OT合わせて24名、私以外はヨーロッパ圏の方で、イギリス在住の方が半数以上でした。全員女性で、ベテランの方が多かったです。お昼休みやティータイムには、職場、治療セッションのことなどの話題で盛り上がり、和気あいあいとした雰囲気の中、充実した6日間を過ごせました。